ウルトラライトの装備の定番として扱われるザックについて、山と道やifyouhaveのザックを積極的に使っているので、その背負い心地や使う際の心構えみたいなことを書いてみようと思います。
「これからウルトラライトを始めてみよう」、「山と道のザックってネットでしか買えないので背負い心地がわからない」とお悩みの方に読んでもらえればと思っています。
このページでは山と道に代表されるガレージブランドが作るザックを「ウルトラライトザック」と表記しています。
もくじ
ウルトラライトザックと一般的な登山用ザックの違い
ウルトラライトザックと一般的な登山用ザックにおける、背負い心地に影響のあると考えられる違いについて書いていきます。
違いは以下の3点!
重さの違い
一番わかりやすい点かと思いますが、ウルトラライトザックはとにかく軽いです。
軽いということは装備において色々な点を削減しているからこそ実現できることです。
ではどういった点が一般的な登山ザックと比べて削減されているのか、次以降の項目でご説明します。
背中のフレームの有無
ウルトラライトザックは背中の部分にフレームがありません。(=なので軽くなる)
一般的な登山ザックはこのフレームによってザックと背中が気持ちよくフィットするようにできています。
また、フレームがあることによって背中部分に空間を作ることができ、風通しをよくして汗をかきにくくすることができています。
つまりウルトラライトのザックはフレームがないので、
背中部分のフィット感は一般的な登山ザックに比べて劣る。
そして風通しが良くないので暑くなる。
というマイナスの特徴があります。
ヒップベルトの有無
ウルトラライトザックにはヒップベルトがありません。(=なので軽くなる)
(ヒップベルトが必要な場合には別売りしているウルトラライトザックもありますね。)
一般的な登山ザックを使う場合、ヒップベルトで肩にかかる重さを分散させることができるのです。
しかしウルトラライトの場合にはヒップベルトがありませんので、
荷物の重さのすべてを肩で支える必要がある。
というマイナスの特徴があります。
【結論】ウルトラライトザックの背負い心地は良いのか悪いのか
これまでご紹介したウルトラライトザックの特徴をまとめると以下のとおりです。
軽い!
でも、
フレームがなくて背負いづらいし暑い。そしてヒップベルトもないので肩ですべての荷物を支える必要がある。
このように並べると「ウルトラライトザック使うのってどうなの?」と思われる方も多いかと思います。
やっとこの記事の結論なんですが、
『はっきり言ってウルトラライトザックの背負い心地は良くはありません』。
そりゃそうですよね。フレームやヒップベルトがないのですから。
でも私はウルトラライトザックをめっちゃ使います。山と道のminiでテント泊も行ってしまいます。
多少の背負い心地を捨てても得られる「軽さ」というメリット
じゃあなんでそんなにデメリットのあるウルトラライトザックを使うかと言われれば、「軽さ」があるためです。
軽さを求める連鎖ですね。
先ほどお伝えしたとおり、ウルトラライトザックの背負い心地はイマイチです。
ヒップベルトもありませんので、荷物は全て肩で支える必要があります。
それであれば荷物は少しでも軽くして背負い心地を良くしよう。
この連鎖にはまってしまえば、ドンドン荷物が軽くなり、より身軽な登山を楽しむことができるはずです。
(こうなるとより軽い装備への買い替えの連鎖にもはまるわけですが、、、)
最後まで読んでくれてありがとうございました。
おしまい。