登山レポート

【鬼ヶ岳】すずらんの里から大石峠を経由し稜線から絶景の富士山を堪能する

10月の後半、絶景の富士山と紅葉の組み合わせを楽しもうと河口湖近くの鬼ヶ岳に行ってきました。
あまり知名度が高くない山だとは思うのですが、都内から2時間弱で行くことのできるアクセスの良さ、さらに富士山を眺めながらの稜線歩きは他の山ではなかなか味わうことができません。
鬼ヶ岳までのルートには危険個所もなく、登山を始めたばかりの方にも自信を持ってオススメできるルートです。

今回もカメラ初心者の私がSONYのα6000と標準キットレンズを持って、パシャパシャとの写真を撮ってみましたので、ぜひ参考にしてみてください!

鬼ヶ岳へのルート

今回はすずらんの里入口から鬼ヶ岳を目指します。
登山口近くには山と高原地図にも駐車場マークもあるのですが、かなり小さく特に看板もないので、「ここに停めていいの??」と若干不安になりながら利用させてもらいました。
7~8台くらいが停められる大きさです。この日は10月下旬の土曜日の朝でしたが4台しか停まっていませんでした。
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Googleマップにも駐車場として登録されていました。

【レポート】絶景の稜線の先に待つ富士山を堪能する鬼ヶ岳登山

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すずらんの里入口の駐車場から50mほど歩いたところに登山口があります。
かなり見つけづらい感じでしたが、道路沿いにピンクテープがありますのでそれを目印に探すと見つけることができると思います。

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しばらくはコンクリートで固められた林道を進みます。まずは大石峠を目指します。

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この日の天気予報は晴れのち曇りという予報でした。この時間は予報通り気持ちの良い朝日が差し込んでいます。

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登山口から10分ほど歩いたところに渡渉ポイントが出てきました。普段はなんてことのない川なんでしょうが、この日は前日に大雨が降ったこともありかなりの水量です。
トレランシューズを履いていたので大股で駆け抜けましたが、少し靴が濡れてしまいました。

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登山口から30分ほど歩くと、ようやく林道が終わりました。ここからはそこそこの勾配のある登山道が始まります。

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このあたりから黄色い葉が多く出てくるようになりました。まだまだ紅葉がはじまったところ、という感じです。

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登山口から1時間ほど来たところで、目の前に明るい景色が見えてきました。
ワクワクしながら歩みを進めるとこの先に待っているのは、、、。

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絶景の富士山です!!!
景色が開けた瞬間に目の前にこの景色。もう最高としか言いようがありません。
ここが大石峠という一つ目のチェックポイントになります。草地となっており開けたスペースになるので、富士山を見ながらの休憩にはもってこいの場所です。

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大石峠からはなだらかな稜線を、目的地である鬼ヶ岳を目指します。

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標高が上がったため、稜線の上は赤も混じったきれいな紅葉です。

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大石峠から鬼ヶ岳に向かう稜線は、常に左側に富士山を見ながら歩くことができます。
木々の向こうには雄大な富士山です。

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基本的に稜線は木々に囲まれているのですが、一部このように開けた場所があります。
河口湖と色づき始めた山肌がその姿を見せてくれました。

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なだらかな稜線とはいえ、いくつかのアップダウンがあります。

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登山開始から2時間と少しで、節刀ヶ岳山頂との分岐に到着しました。分岐から5分ほどで節刀ヶ岳の山頂にいけるみたいです。
が、今日はスキップします!笑

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ということで目的地の鬼ヶ岳をめざします。
きれいな色の組み合わせです。こういう配色が見られるのは紅葉の時期ならではですね。

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金山という場所に来ました。ここも草の生えた広場になっていて、目の前に富士山もありますので休憩にピッタリの場所です。
本当にこのルートはどこに行っても富士山がきれいに見えます。

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割れた看板の横を通過し、鬼ヶ岳に向かいます。

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山頂が近くなってきたところに、このルート唯一少しだけ足元に気を付ける必要のある場所がありました。
注意しながら歩けば問題ありません。

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ロープもあります。登りはロープは特に必要ありませんが、下りの時は念のためにロープを持って降りたほうがいい、という感じです。

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ロープゾーンを超えると大きな岩があり、その裏が山頂です!

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登山口から3時間で鬼ヶ岳の山頂に到着しました。
山頂の看板の奥には初冠雪を向かえた南アルプスの山々が見えています。

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鬼ヶ岳はさらにルートが伸びており、縦走を楽しむことができるみたいです。
この日は前日の雨もあり、空気が澄んでいて遠くまで見渡すことができました。

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富士山もこのとおりバッチリです。
すこし雲が出てきてしまいましたが、富士山までの視界は良好。紅葉の赤と冠雪した富士山の組み合わせを見ることができました。

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個人的にはこの場所が一番の写真スポットでした。山頂から少しだけ降りた場所なんですが、紅葉に色づいた木々と富士山をきれいに写真に収めることができいました。

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下山時も往路と同じルートで帰りました。この日は一日中、富士山をはっきりと見ることができる日でした。
大石峠で最後の富士山とのお別れ写真を撮っておきました。

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帰りには川の水量も減っているかと期待したのですが、全く変わっていませんでした。
普段はここまでの水量はないとは思いますが、ローカットの靴だと濡れずにわたるのは難しそうです。

ということで、お昼ご飯の時間も入れて6時間強の山行でした。

鬼ヶ岳のまとめ

この日は10月末の土曜日でしたが、全部で10人ほどしか会いませんでした。やはり有名ではない山なので静かな山歩きを楽しむことができました。
しかしそんな知名度の低さとは異なり、稜線からの富士山の展望は最高でした。
もっと人気がでてもおかしくない山だと思います。

「富士山を見ながら気持ちよく歩きたいな」という方には間違いなくオススメできる山です。
鬼ヶ岳のポテンシャル、おそるべし!!!

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