登山やキャンプで使用する寝袋・シュラフをどのように保管していますでしょうか。
私は冬は泊まりの登山をやらないため、秋から春まで寝袋を数か月間しまっておくことになります。
その期間どのように寝袋を保管しているのかをご紹介します。
寝袋はどうして暖かいのか
保管方法についてご説明する前に、どうして寝袋に入ると暖かいのかについて触れておきたいと思います。
寝袋は中綿によって外気と体の間に空気の層を作り、暖かさを保つことができています。
中綿がふかふかであればあるほど、寝袋としての本来の性能を発揮することができます。
つまり、いかに長期間の保管中もこの”ふかふか”をキープできるかが、寝袋を来シーズンも快適に使えるかどうかにつながるのです。
寝袋を保管する前に洗濯を
寝袋を長期間保管する前には必ず洗濯をしましょう。
使った寝袋には皮脂や汗がたっぷりと染み込んでいます。
これをそのままにすると寝袋のカビの原因となったり、劣化の原因となってしまいます。
そして洗濯をした後には乾燥機等を使ってしっかりと乾燥させましょう。
寝袋を保管するには洗濯ネットを使おう
長期間の保管の間も”ふかふか”を維持するために、寝袋を買ったときについている収納袋に入れて保管するのはやめましょう。
収納袋はザックに入れて持ち運びするには圧縮して小さく収納でき、持ち運びやすくなるため活躍します。
その一方で、そのまま収納袋に入れっぱなしにしておくと圧縮により”ふかふか”が失われてしまい、保温力の低下を招いてしまいます。
また、寝袋の中綿の大敵は湿気です。
いかに圧縮せずに湿気を含ませずに保管するかを考えた時に、もっとも楽なのは洗濯ネットを使うことです。
モンベルやナンガなどのメーカーも寝袋保管用のストレージバッグを販売していますが、洗濯ネットのほうが圧倒的に安く、なおかつメッシュ状になっているので通気性は抜群です。
購入をお考えの方には、こちらの洗濯ネットが大きめで寝袋2つは余裕で入る大きさですのでオススメします。
【補足】保管場所の湿度が高い場合
洗濯ネットに格納することで通気性を確保することができますが、そもそもの保管場所の湿度が高ければ意味がありません。
もしも湿度が高いと思われる場合には、大きなごみ袋に乾燥材と一緒に入れて保管することもご検討ください。