登山道具

軽量かつ防水なコンパクト登山用財布をX-PACを使って自作する

先日サコッシュを自作したわたくしですが、完全に登山用装備を作ることにはまってしまいました。

とは言えまだまだ初心者、そんなに難しいものは作れません。
そんな初心者の私でも作ることができながら、なかなかほしいソレに出会わないものということで、今回は登山用ノコンパクトな”財布”を作ろうと思います!

財布ってなかなかコレ!っていうものに出会いにくいと思うので、いっそのこと自作してみるのはいかがでしょうか。
簡単に作れるにも関わらず、満足度はかなり高いです。

X-PACで作成した自分だけのコンパクトハイカーズウォレット

今回は生地となるX-PACも海外から輸入しました。
もはや手間を考えたら買ったほうが良いような気もしますが、そこは思い入れということでご愛嬌!


こんな感じで生地を切ったら、バシバシ縫っていきます。
サコッシュづくりでミシン使いにもかなり慣れてきました。

今回は細かい作成手順は割愛しているため、作り方が気になる!という方はこちらの記事を参考にしていただければと思います。

ウルトラライトな登山用サコッシュを自作する【作成編】今回は登山用のウルトラライトなサコッシュの作成編をお送りします。 前回の記事では、どういった経緯で登山用のサコッシュを自作しようと考え...

と作成工程はすっ飛ばして、完成した自作のハイカーズウォレットについてご紹介したいと思います。


完成した自作ハイカーズウォレットはこんな見た目になりました。
今回入手したXPACのカーキがめっちゃ良い感じの色合いで、めちゃめちゃステキな仕上がりになりました。
そしてせっかく自作した財布ですから、自分が必要とする機能を入れつつ、極力無駄なものはなくして軽量化を実現しています。

ファスナーの位置へのこだわり

見ていただくとファスナーの位置が、財布の上辺ではなく側面にあるかと思います。
これにも理由があります。

コインを取り出そうと下に傾けた時に、コインがひっかかるようにしているのです。
これで小銭を取り出すときに財布をひっくり返して、手のひらに広げて確認する必要がなくなります。

キーフック


さらに登山のときには車のカギを持って歩く必要があります。
そのカギをなくさないように持ち運べるよう、財布の中にキーフックを取り付けました。
これで財布さえ無くさなければ、車のカギをなくす心配もない!
よく市販のサコッシュにキーフックが付いていたりするんですが、サコッシュって思わず置き忘れるリスクが高いと思うので、それにカギを入れておくのはどうかと思うんですよね。
その点財布はザックの中にしまっているので、サコッシュに入れておくよりは財布にカギを入れておく方が安全だろうと判断しました。

お金とカードは別々に


お金とカードは別々にしておけるように、真ん中に間仕切りを入れました。
ただ、この間仕切りは作った後に、「なくてもよかったかな。。。」とはなりました。
登山中にお金を出すことは多くないので、わざわざ間仕切りを入れるほどでもないかなと感じたわけです。
だったら間仕切りをなくして、数グラムでも軽量化、、、という考え方もあります。
でも見た目がかなりいい感じにできたので、普段使いもあり得るとすると、間仕切りがあったほうが便利だとは思うのでヨシとします。

お札は二つ折りで収納可能


これが自作の財布を作ろうと思った一番の理由です。
ちまたの登山用の軽量財布は、お札を三つ折りにしないと入らないんですよ!
これ、めっちゃ面倒です。
山小屋に行くと当然キャッシュレスなんてやっていないわけで、お札でのやり取りがあります。
受け取ったお札をしまうときに三つ折りに、、、これが本当に面倒でした。
なので、自作のハイカーズウォレットはお札が二つ折りでしまえる大きさにしてあります。
数グラム重くなってしまっても、このサイズ感だけは譲れません。

重さ

最後にこの自作のハイカーズウォレットの重さです。

『16.7g』
そこそこの重さになってしまいました。
というのも今回のXPACは少し厚手のものを使用しています。
さらにファスナーも防水性のあるファスナーにすることで、雨に降られても中のお札が濡れないようにしています。
もっと薄い生地、防水性のないファスナーにすれば10gを切れると思いますが、機能と重さのバランス的にこのくらいがちょうど良いと思っています。

自作した道具への愛着がすごい

今回財布を自作したわけですが、改めて感じたのは自分で作ったアイテムへの愛着です。
新しいものを手に入れると充実感を感じると思いますが、その充実感に『これを自分で作った』という要素が追加になります。
こんな素晴らしいことは他にないのではないでしょうか。
ぜひ皆さんも自分の欲しいアイテムを作ってみてください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい。

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