雑記

エクストレイルのプロパイロットは長距離の移動を楽にするのか?マイナーチェンジ後のエクストレイルオーナーのレビュー

2000年に発売を開始し、これまで何度かのモデルチェンジを経て2017年6月にマイナーチェンジをした日産のエクストレイル。
最近では矢沢永吉の「やっちゃえ日産」、「ぶっちぎれ技術の日産」という渋い声とともにプロパイロットを前面に押し出したCMが放映されているのを見かけた方も多いかと思います。

私は2017年6月にマイナーチェンジをしたエクストレイルを購入し、登山の相棒としてフル活用しています。
登山やアウトドアが趣味の方の中にはエクストレイルの購入を検討されている方も多いかと思いますので、一人の消費者としてエクストレイルを使ってみての良いところ悪いところを書いてみようと思います。

ちなみに私は車好きでもなんでもありませんので、「足回りが固い」とかそういうのは全く分かりません。
登山の道具として車が必要になった一般人によるレビューだということにご留意ください。

ただ、これだけはみなさんに声を大にして伝えたいので、冒頭で一言だけお伝えだけさせてください。

「プロパイロット最高!」

エクストレイルの概要

エクストレイルは英語表記の場合にはX-TRAILと表記されます。

「X」は、X-trem(=extreme)sports(スノーボード、スケートボード等、若者に人気のスポーツ競技のXから。
「TRAIL」は、足跡、オフロード、荒れた道などを表わしています。「X-TRAIL」は、その2つの言葉をかけ合わせた、4×4のイメージとしての造語になります。

細かい数字などは日産ホームページでご確認いただければと思います!

ちなみにエクストレイル公式のYouTubeの動画は非常にクールですので、購入を検討されている方はその購買欲を掻き立てられると思います。


私が購入したモデルと燃費

購入したモデル

私の購入したエクストレイルは以下のとおりです。

<グレード>
20X HYBRID [2列](4WD)

<ボディーカラー>
プレミアムコロナオレンジ(PM)〈特別塗装色〉
<内装色・シート地>
内装色:ブラック〈G〉 シート地:防水シート(セルクロス(R)/フレーザークロス(R)/パートナー(R)コンビシート)

<メーカーオプション>
インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)+インテリジェント パーキングアシスト(駐車支援システム)+インテリジェント ルームミラー+ステアリングスイッチ(クルーズコントロール)+NissanConnectナビゲーションシステム+インテリジェント DA(ふらつき警報)+クルーズコントロール

CMでもアピールされているプロパイロットはメーカオプション扱いになっています。
私としては、エクストレイルを買うのであればプロパイロットは必ずつけるべき!と断言します。

購入から1年間13,000kmを走った燃費

主に週末の登山やスノーボードの遠出に使ったうえでの燃費ですが、15km/l程度です。
カタログ値では20km/lとなっていますので、まぁこんなものかなという感想です。

正直燃費に期待していた車ではないので私は気にならないですが、やはりプリウスやアクアと比べると圧倒的に見劣りしますね。。。

エクストレイルの良いところ・悪いところ

ここからは実際に私が感じた完全に主観のエクストレイルの良いところ悪いところを記載していきたいと思います。

良いところ

見た目がかっこいい

正直私がエクストレイルを買った一番の理由はルックスの良さでした。
これは個人の趣味もあると思うので人によりけりだと思いますが、友人や家族も一様に「かっこいい」と言ってくれます。(気を使ってるかもですが、、、)

色もオレンジという色を選んで、最初は少し「さすがにハデかな…」と思ったのですが、メタリックなオレンジなので、ハデな色でありながら落ち着きもありめちゃめちゃかっこいいです。

シートが防水

アウトドア好きであれば外せない要素ではないでしょうか。
エクストレイルのシートは防水シートになっていますので、雨で濡れたまま、雪がついたまま乗り込んでも全く問題ありません。

私は登山の他にスノーボードもするので、この防水シートは想像以上に役立っています。
なくても困らないけど、あるとかなり便利というものの代表ではないかとおもいます。

※ハイブリッドの場合にはトランク下に電池があるため、トランク内は防水ではありません。ガソリン車はトランクも全て防水です。そのため私は防水マットを購入してトランク内に敷いています。

プロパイロットが最高

こちらについては後述いたします。

悪いところ

視界が狭い、悪い

これ以外に二つの悪いところを書いていますが、正直それらはそんなに大きなマイナスではありません。
ただしこの視界の悪さについては試乗の際に確かめていただいた方が良いと思います。

エクストレイルのAピラー(運転席と助手席の斜め前にある柱)はかなり太いです。これが視界を狭めています。
特に左折の際に左斜め前が見辛く、歩行者がAピラーの陰に隠れてしまうことから、体を乗り出して人がいないかを確認する必要があります。

慣れてしまえば特に気にならなくなるのですが、たまにレンタカーで他の車を運転したあとにエクストレイルと運転すると、「見づらいな、、、」と再認識します。

収納が少ない

運転席周りに収納が全然ありません。
お財布とケータイ置いたら他に物が置けないくらいの小さな置き場しかありません。

さらに肘掛の下が収納になっているのですが、深さがあり一つの大きな箱になっているので、整理しづらくかなり使いづらいです。
エクストレイルの肘掛専用のパーテーションがあるので、それを買うと多少マシになります。

ウインカーの音が小さい

些細なことですが、ウインカーの音がかなり控えめです。
音楽をかけているとウインカーの音が聞こえず、ウインカーを出しているか不安になることがあります。
ただ、不満と言うには言い過ぎかもしれない、というレベルです。

もうプロパイロットのない生活には戻れない

プロパイロットの正式名称は”高速道路同一車線運転支援技術”です。
基本的には高速道路で使う機能ですので、長距離をあまり移動しない方にはそこまで効果がないかもしれません。
しかし私のように登山で長距離の車の運転をする方には間違いなくオススメします。

プロパイロットの起動

プロパイロットの起動は、ハンドル手元のボタンを2回押すだけです。

青色の”PILOT”ボタンを押して、”SET”ボタンを押すだけです。
これでその時の走行時の速度で自動的に走り出します。この瞬間からアクセルを踏む必要はありません。

自動走行の速度を変えるためには+と-のボタンで変更します。最高115km/hまで設定可能です。
また、少し走ると「ピッ」という音がして車線を認識します。
普通の高速道路であればプロパイロット設定(上記2回のボタン押下)後、3~5秒程度で車線が認識されます。

こうなればもうハンドルを触る必要もありません。ただし、あくまで本機能は運転支援機能ですので、ハンドルから手を離すことは法律違反ですので、ハンドルに手は置いておく必要があります。
(実際には勝手にハンドルが動くので、ハンドルから手を放しても運転されている状態になります)

プロパイロットはどの程度運転を任せられるのか

私は都内に住んでおり、登山のためによく中央道を使用します。
実際に調布ICから長野までを移動することを考えた場合、プロパイロットが使えなくなるのは八王子JCTあたりのみだと思います。

八王子JCTはカーブがきつく、プロパイロットのハンドル制御では曲がり切れなくなってしまうため、一時的に自動運転が解除されます。

逆に言えばそれ以外のところはほぼプロパイロットによる自動運転で移動ができます。

プロパイロットを使うと疲れない?

プロパイロットを使うことで運転中の疲労度が圧倒的に変わります。
通常の運転時はアクセルの踏み加減であったり、バックミラーサイドミラーを確認して危険がないかを確認しながら運転しています。

しかしプロパイロットの自動運転中はアクセルブレーキを操作する必要はありません。
またミラーも当然運転手として確認は行いますが、基本的に一つの車線を一定速度で走ることから、頻繁に確認をする必要もなくなると思います。

プロパイロットを使っていないときは、頻繁に車線変更をして移動していたのですが、プロパイロットを使うようになって車線変更を全くしなくなりました。
それよりも一定速度で同一車線をプロパイロットによる運転で移動するほうがはるかに楽だからです。

渋滞時にも活躍

週末の中央道と言えば渋滞ですが、プロパイロットにより渋滞の運転もかなり楽になります。
渋滞時も前の車の動きに合わせて移動してくれますので、アクセルとブレーキを交互に操作する必要がなくなり、これもかなり運転の負荷を削減できます。

【補足】プロパイロットでできないこと

プロパイロットはあくまで同一車線を運転することをサポートする機能ですので車線変更はできません。
また、カメラで車線を認識して自動運転をしていますので、雨が強いとき、車線が薄いときは自動運転ができなくなります。(設定速度で巡行することは可能)

最後に

プロパイロットが採用されたエクストレイルについて書いてみましたが、エクストレイルの魅力は伝わりましたでしょうか。
アウトドア・登山が趣味の方で、SUVがほしいなぁとお考えの方には自信をもってオススメできる車です!
エクストレイルのプロパイロットで運転時の疲労を抑えて、目的であるアクティビティを全力で楽しみましょう!