エディターズチョイスという賞があるのをご存じでしょうか。
ウルトラライトの先進国アメリカのアウトドア専門誌BACKPACKER誌が選ぶ、悪天候下などの厳しいフィールドテストを経て選ばれるこの賞は、アウトドア界で最も権威のある賞とされています。
過去にはモンベルの「ダウンハガー900 #2」も2014年のエディターズチョイスアワードを受賞しています。
まだまだ日本では知名度がそこまで高くないと思われるエディターズチョイスアワードですが、ウルトラライトを志すものとしてはチェックしないわけにはいきません。
そこで今回はエディターズチョイスアワード2019に選ばれた装備を紹介したいと思います。
やはりエディターズチョイスアワードに選ばれた装備はどれも魅力的です。ほしい・・・。
もくじ
Editors’ Choice Awards2019
エディターズチョイスアワード2019に選ばれたギアを紹介する前に、どういった基準でエディターズチョイスアワードが選ばれているのかをBACKPACKERのホームページより引用させていただきます。
~原文~
These eight new products represent the best, most innovative backpacking gear on the market right now. From a multitool fork to an affordable ultralight tent, this is the best equipment we used all year.~和訳~
これら8つの製品が、現在のマーケットにおけるもっとも革新的な登山装備です。
マルチツールフォークからお手頃価格なウルトラライトテントまで、我々BACKPACKER編集者が年間をとおして使用した最高の装備たちです。
実は基準が明確なのかっていうと明確ではなく、編集者の独断と偏見って感じみたいです。
しかし選ばれているギアはどれもその質には間違いがないものばかりで、そういった実績もアウトドア界でこのエディターズチョイスが権威のある賞として名が通っている理由だと思います。
それではエディターズチョイス2019に選ばれたギアたちの紹介に進みたいと思います。
Six Moon Designs 『Lunar Solo』
いきなり来てしまいました。Six Moon Designsのルナソロです。
実はこのテント、わたくしも使っています。

自分が使っているギアがエディターズチョイスに選ばれるとは、、、!
詳しくは上記リンクからご覧いただければと思いますが、たしかにこのルナソロは一人用のULテントとしてはかなり優秀だと思います。
エディターズチョイスでも『軽いのに一人用のテントとしては床面積がとても広い』と評されています。
ルナソロは日本でも複数の代理店が輸入しているので、比較的購入しやすいギアかと思います。
ちなみにルナソロは、本国アメリカのSix Moon Designsの公式サイトだと日本の代理店価格の6割くらいの値段で買うことができます。
日本国内には直接発送はしてくれないため、発送代理会社を通す必要がありますが、英語に拒否反応のない方は確実に本国の公式サイトで買った方が安く手に入れられるかと思います。
Mountain Hardwear 『Crater Lake Long-Sleeve Hoody』
個人的欲しい度 [★★★★☆]
続いてはマウンテンハードウェアのクレーターレイクロングスリーブフーディ(で、いいのかな?)です。
というのもこの製品、日本では未発売(2019年11月時点)の製品のため日本語読みが上記のとおりで良いのかがわかりません。
画像は海外のサイトから引用させてもらいました。
こちらはベースレイヤも上に着用もできるし、ベースレイヤとしても使えるもののようで、軽い雨、風、そして太陽の日差しを防げる優れものという評価のようです。
これ、ぜひ日本で販売してほしい。多分買います。
Gerber 『Devour Multi-Fork』
個人的欲しい度 [★★★★★]
Gerberは日本国内ではナイフメーカーとして知られているブランドかと思います。
そのGerberが販売するマルチフォークが選ばれています。
残念ながらこちらの製品も日本では未発売(2019年11月時点)です。
画像一枚では説明しづらいですが、マルチの名前のとおりただのフォークではなく、缶切りなどの機能も備えた軽量18gのカトラリーです。
アメリカではAmazonでも販売している製品なので、アメリカAmazonで購入すれば手に入れることができます。
日本で販売してくれた際にはぜひ実物を手に持ってみたいです。自分で輸入しようかな。。。
Therm-a-Rest 『Hyperion 20°F』
個人的欲しい度 [★☆☆☆☆]
つづいてはサーマレストの寝袋です。
ジッパーが寝袋の半分になっていたり、削れるところはとことん削った軽量の寝袋です。
10デニール(薄い!)の生地に900フィルパワーのグースダウンで華氏20度(=日本で使われる摂氏でいうと-6度くらい)まで対応できるみたいです。
そのうえで重さは566gというスーパー軽量を実現しています。
ただ個人的には生地が薄すぎるので破れてしまうのではないかという恐怖があるのと、なんといっても国内で買おうとすると高い!!!
おそらくまだ本格的に代理店が輸入を始めていないせいだとは思うので、もう少し価格がこなれてきたら考えてもいいかな、、、という感じです。
ちなみに本国アメリカでの価格は410ドル(≒45,000円くらい)です。
Ombraz Sunglasses
個人的欲しい度 [★★☆☆☆]
続いて選ばれているのはサングラスです。
下の商品の写真を見ていただくとお分かりになると思うのですが、通常のサングラスと違いサイドのフレームがありません。
これ多分ゴムなんですが、それによってズレることもなく、落ちることもない。ということみたいです。
たしかに今わたくしが使っているサングラス、微妙にズリ落ちてくるところがあるのでその煩わしさから解放されるのは魅力的です。
でも日本で買うと高い!!!
代理店さんやりすぎでしょ。。。
製品の詳細についてはYoutubeに動画があったので、こちらをご覧いただければと思います。
Big Agnes 『Tiger Wall 2 Platinum』
個人的欲しい度 [★☆☆☆☆]
二人用のダブルウォールのタイガーウォール2プラチナムです。
ホームページを見にいったところ、”Crazy Light Tent”と書いてありました笑
ホームページにも書いてある通り、二人用のダブルウォールテントでありながら重さ1.02kgというクレイジーな軽さです。
夫婦でウルトラライトを楽しむような方には非常にウケるテントなのではないかと思います。
正直、製品としてはかなり魅力的だと思います。
ただ、わたくしにはそんなパートナーがいないので、「個人的欲しい度」は低いです笑
Rab 『Kinetic Alpine Pant』
個人的欲しい度 [★☆☆☆☆]
続いてはレインウェアでいいのでしょうか。
Rabのキネティックアルパインパンツです。
エディターズチョイスに言わせるとこれはレインウェアに該当するみたいです。
通常のレインウェアはシャカシャカするし、気持ちがいいものではないのでなるべく早く脱ぎたいですよね。
その点、このキネティックアルパインパンツはソフトシェルのような履き心地で、雨が降ってもレインウェア代わりになるということみたいです。
ただこれはおそらくアメリカと日本では大きく事情が異なる気がします。
アメリカの場合には日本ほど雨が降らないので、一瞬の雨に耐えられるレインウェアで問題ないのですが、日本の場合には縦走で一日中雨が降るというシチュエーションもありえます。
その場合にはやはりGORE-TEXのレインウェアを別に持っていたほうが良いのではないかと思います。
ただ現物を見ていないので、想像の範疇を出ません。
もしかしたら長時間の雨にも耐えられる逸品なのかも。。。日本でももっと出回ってほしいという意味では、すごく期待高の製品です。
NEMO 『Airpin Ultralight Stake』
個人的欲しい度 [★★★★★]
いよいよ最後のギアになりました。
最後はニモのエアピンウルトラライトステイクです。
要は超軽量のペグなんですが、これはさらに一工夫があります。
通常のペグのようにただ引っ掛けるだけではなく、ペグ自体にテントのコードを取り付けることができてしまいます。
これによりテントのパーツを減らすことができ、さらに軽量化ができるというわけです。
(言葉での説明は不可能なので、商品ページをご覧ください)
おそらくもう少ししたら日本の代理店でもたくさん取り扱い始めると思うので、そうなった際にはわたくしたぶんこれ買います。ほしい。
来年のエディターズチョイスも楽しみ
ということで、2019年のエディターズチョイスに選ばれた8ギアを紹介しました。
やっぱりルナソロが選ばれたのがうれしいですね。これからも使い倒していきたいと思います。
それ以外のギアで言えば、Gerber 『Devour Multi-Fork』が一番気になりました。
これまであまりカトラリーにこだわっていなかったんですが、これは軽いしマルチツールだしで購買意欲がビンビン刺激されてしまいました。。。
2020年のエディターズチョイスも発表されましたらご紹介できればと思っています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい。